こんにちは。井上エリーです。
このたび、「2.5%奇跡の命」
という本を書きました。
3・10
「震災から6年目」
明日で、震災から6年目。
私は、この2011年が、この本の通りのすさまじい1年だったともあり、
忘れることのない年です。
だから、この月日の流れは、同じように長くもあり、短くもあり。
私が所属するNPO健康づくり推進機構BTBの大きな目的は、「東北の健康支援」。
私の職業のような健康を支援する専門家が集まって作られました。
そんな活動の中のお話しを、この3日書きたいと思います。
「小さな命を考える会」http://311chiisanainochi.org/
津波で108人のうち74人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校。
詳細は、またHP見てください。
その小学校に通う子供を亡くし、なおかつ当時学校の先生(別の学校)でもあった
佐藤敏郎先生をお呼びしてNPOで講演会を開きました。
自分は子供を失った親。そして当時は、先生である立場。
大変な葛藤の中。この問題とかかわりながら、自分のやるべきこの小さな命を考える会を通して、講演されてます。
その時、講演を聞かれてる人との交流会では、
学校の責任では、という事故に合われて裁判されてる方など、
本来は、守ってほしい子供を守ってくれない事へのいろんな意見交換がありました。
その問題を語る事の佐藤先生に感銘し、私の経験も語っていいのかもと思ったきっかけにもなりました。
思いもつかないほどの被害に合われ、
なおかつ身内を失いそしてその責任を感じる職業である先生が、
冷静にそして愛をもって子供の命を守るためにこれからやるべきことを
お伝えしているその姿。
内容はもちろん、佐藤先生のお姿に強い力をもらいました。
震災を考える事で、
私達のNPOは、逃げる力、生きる力、
そんなカラダを作る「防災カラダ作り」を今進めています。
私は、あなたしか救えない命という言葉を
普段の生活はもちろん
学校や、指導現場で直面する大切な事と思ってます。
どれだけ、自分の事として行動できるか。
誰かが動くだろうではなくて、
自分が動く人間であること。
この震災で教えたかった神様の教え
家族や、きずなを強め、守るべき命を守る。
そして、無念の命を亡くされたことを悼む。
そんなこの3月11日だと思います。