こんにちは
井上エリーです。
「2・5%奇跡の命」という本を書きました。
2020 6・8
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突然の別れ、いつも思う。生きてるうちに親孝行。
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義母が天に召されました。
恩年90歳。大往生であるけれど、
もっと、もっと
親孝行ができたはずなのに・・・
子供の誕生日。
必ず、かかってくるはずの義母からの電話がなく
調子が、悪いのかもしれないと、
おいしいプリンを息子が、持って行きました。
その時、なぜ、一緒にいかなかったのか?と後悔。
息子の方が、気兼ねなくていいかなあと・・
亡くなる次の日には、義弟が、帰省する予定で
色々な病院の手配をしようとしていたところ。
急な、救急搬送で、私も子供も駆けつけたときには、
間に合いませんでした。
10日前は、一緒にご飯を食べていたのに、
急激な病気の悪化だという救急病院の先生からのお話。

恙無く、このご時世なのでお通夜、葬儀を身内で。
そして、忙しく過ごした週末から、少し、時間ができて、
寂しそうな、義父が、ポツンと、
独り言を祭壇の前で喋ってます。
主人が、病気で倒れ、
息子が、倒れ、私の厳しい二者選択に
主人の看病を引き受けてくれた、義父母。
あまりの献身さに病院の評判になる程、
主治医の先生もびっくりされてた。
岡山大学のI C Uでは、移植のコーデネーターさんから
私が、駆けつけた頃には、既に意識がなくなっていて
オロオロしていたら、それまでの症状の経緯に寄り添っていたのは、
義父母ですから、しっかり向き合いなさいと言われた。
主人が亡くなってからは、
本当に我が親子を心配して、沢山の援助をしていただきました。
「なんでもするから、いつでも言ってね」が口癖のおばあちゃん。
息子の子育てには、忙しい私の代わりに育児を担ってくれました。
時には、深いがゆえの愛で表現される言葉や、行動に
感情が、揺さぶられることもあったけど、
何より、愛あるがゆえの表現でした。

毎日のお墓参り
四のつく日の仏壇のお参りで我が家に来て拝み始めると
毎回、泣き崩れるお母さん。
それを見るのが苦しくて
そっと別の部屋に移動してました。
一番の親不孝。
親より先に死ぬこと。
親不孝をしてしまいました。
天国で主人に会えて、沢山話をしてますか?

義父母は、中学の先生でした。
釣島という島で、ご夫婦で、学校の教鞭をとっていた時の
微笑ましい写真。
お腹の中には、主人。
若かりしの義父母の素敵な笑顔。
なんだか、タイムスリップしました。
どうぞ、
安らかに。
